最新のインプラント治療
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最新のインプラント治療
そのメインコンセプト→“即時負荷(immediate loading)と骨の増生術の回避”です。 一つには今迄のインプラントの場合、人工歯根を埋入した後、すぐに補綴(歯を付ける)をしないで(即時負荷をかけないで)閉創し一定の治癒期間を経た後補綴をしていました。 しかし、今多くの症例でインプラント埋入後すぐに歯を付け、すぐに物が噛める(即時負荷をかける)ようになりました。その結果、治療期間の短縮と患者の快適性が著しく向上しました。(ただし、従来の即時負荷をかけないで一定の治癒期間を設けたものの方がトラブルは少ないことも事実です。)そしてもう一つ、骨の増生術による感染等の合併や骨の採取の際の多大な手術侵襲を回避するために、骨の増生術をしないで人工歯根を埋入する様々な工夫がなされてきました。 以下、そのソリューションをご紹介します。
3Dシミュレーション
インプラントの治療計画およびインプラントの三次元シミュレーションを可能にしたソフトで、当院で撮像したCT画像のデータをその場で変換し、最適な位置への三次元シミュレーションを実行。事前のプランニングの充実で高い予知性が得られ、美しく、機能する歯を即時に実現します。
ザイゴマインプラント(zygomaticum implant)
無歯顎患者において、骨吸収の進行した上顎欠損部に対する画期的な治療法、2~4本の標準インプラントとともに使用します。
All-on-4
臼歯部に傾斜を付けてインプラントを埋入し、即時に固定式補綴物を装着する治療法。骨の吸収が著しい場合を除き、あらゆる骨量に対応できます。
ショートインプラント
今迄5~6mmの骨高ではインプラント治療は困難であるとの考えが一般的でした。しかし最近の知見でかなり良好な臨床成績をもたらすことが証明されて来ました。右側の写真(b)がショートインプラント。左側の従来(a)のサイズと比べてかなり短いことが分かります。
抜歯即埋入
抜歯した欠損部(歯がなくなった部分)をインプラントで補綴する場合、従来は抜歯後3カ月ほど待ってからインプラントの埋入をしていました。これは、抜歯した後はある程度歯肉や骨が治癒するまでインプラント治療を行うことが難しいと考えられていたためですが、「治療期間の長期化」、「複数回の手術が必要になる」、「抜歯した部分の骨吸収が起こる」などの不具合が生じました。
しかし、最近インプラントの表面性状や形態の向上やアダプテーションテクニックなど埋入技術の進歩によって、抜歯直後にインプラントを埋入することが可能となりました。これは「抜歯即埋入」といい、この技術により、手術は一回になり大幅に治療期間が短縮されました。抜歯によりカラダの治癒機構が刺激され、抜歯窩(抜歯でできた穴)が、インプラント埋入により結果的に大きく縮小するためスピーディーに骨の添加が促進し、歯肉のボリュームが維持されて、天然の歯に近い審美的な補綴物(被せ物)を装着できるようになりました。 -
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